葉山町の取り組み
美しい葉山の自然。
この風景を守るために葉山町は活動しています。
葉山町の目標 ゼロ・ウェイスト
ゼロ・ウェイストとはごみをゼロにする、という計画です。オーストラリアから広まり、日本でも徳島県上勝町と福岡県大木町がすでにゼロ・ウェイスト宣言をしています。葉山町では「脱焼却・脱埋立て」の理念のもと、ごみを減らす活動を行っています。ごみの量を半減させることを目標に、現在は家庭から出る生ごみを減らすことに力を入れています。その一環が「バクテリアdeキエーロ」などの生ごみ処理機器を普及することです。
葉山町の施策
家庭の生ごみは生活するにあたってどうしても出るものです。そのため、家庭の生ごみを減らすことがごみ削減の一番の近道であり、ごみ収集方法の見直し、「バクテリアdeキエーロ」やコンポスト、コンポストの一種であるEMバケツなどを葉山町の補助により格安で販売を行っています。
葉山に住む人々の意識
こうした葉山町の施策は、実際に葉山で暮らす人たちの環境についての意識改革につながっています。「バクテリアdeキエーロ」のモニターを行った地区では、燃えるごみが3割ほど削減されたというデータがあります。ほかにも生ごみ削減に取り組んでいる人同士の交流の場を設け、盛況しているといった成果が表れています
葉山町の今後
役場前に設置された「ベランダdeキエーロ」。
役場ではさっそく活躍しています。
葉山町では今後もゼロ・ウェイストを進めていくつもりです。そのための施策として今後も生ごみを処理する機器の販売の補助を続け、現在は集合住宅用に庭のない場所でも使える、「ベランダdeキエーロ」のモニターを行っています。ベランダdeキエーロは木箱に土を入れたような形状です。 新しい施策をしても、すぐに結果が出るわけではありません。根気よく長期にわたり活動を行うことで初めて結果が生まれます。葉山町では2029年までという長いスパンを見据えて日々活動しています。