バクテリアdeキエーロによるごみ分解の仕組み
キエーロに生ごみを入れた様子です。
バクテリアは寒がり? 暖かい温度で活発に!
バクテリアdeキエーロが透明な屋根を用いるのは、太陽光を取り入れ、土の温度を上げるためです。バクテリアは温かい温度で活発に活動するので、土が温かければそれだけごみの分解が早くなります。もちろん季節によって分解までの期間は上下し、夏場は3,4日で分解しますが、冬は本格的に寒くなって来ると分解までに20日ほどかかります。
分解促進のための工夫
冬場はどうしてもバクテリアの活動が弱まりますが、ちょっとした工夫でごみの分解を促進できます。例えば、松本さんのお宅ではステンレス製の缶の中に生ごみを入れ、ごみを発酵させてからキエーロに投入しています。発酵することでごみの温度が上がり土も温かくなるためです。ほかにもごみを投入する時にぬかを一緒に入れて発酵を促進させる、ごみを細かく刻んでバクテリアが食いつきやすくするといった工夫があります。
気になる匂いは?
順調に分解していると土に白いものが混ざります。
こうなると完全分解まであと少しです。
ごみを入れる時には30cmほどの穴を掘ります。あまり浅いと埋めたごみから匂いが出てしまい、虫が寄って来るためです。十分な深さにごみを入れ土を被せれば、匂いがすることがないので、虫もたかりませんし、隣近所に迷惑をかけることもありません。