バクテリアdeキエーロってなに?
神奈川県三浦郡葉山町のとある庭の一角にある大きな箱。 四方を板が囲み、上を透明なポリカーボネートの斜め屋根が覆う箱の中身は、何の変哲もない土。植物の芽が出たり花が咲いたりしている様子もなし。 しかし、実はこの土の中では、ある生き物が着実に育っています。そしてこの箱は、私たちと生ごみとの付き合い方を大きく変えてくれるかもしれません。


箱の名前は「バクテリアdeキエーロ」。その名前の通り、土の中に住むバクテリアが、私たちが日々出している生ごみを分解し、まるで消えてなくなったように土に還してくれる「生ごみコンポスト」なのです。 バクテリアdeキエーロを考案したのは、現在葉山一色台の自治会長を務めている松本さんご夫婦。15年以上にわたって生ごみ自宅処理に取り組んだ結果、バクテリアdeキエーロに辿り着いたそうです。 バクテリアdeキエーロの仕組みとは? 松本さんご夫婦が生ごみ減量に取り組む背景とは? バクテリアdeキエーロはどうやって葉山町に広まったのか? そして葉山町が取り組む「ゼロウェイスト」とは? 松本さんご夫婦と、葉山町役場環境課の主査さんにお話を伺ってきました。